【こどもおえかきプロジェクト】とは

2011年3月11日、東北地方沖の太平洋を震源とする大きな地震(東日本大震災)が東日本の広い範囲を襲いました。とりわけ東北地方は、この地震で発生した大津波や度重なる余震により甚大な被害を受け、更には福島第一原子力発電所事故という未曾有の災害も起こりまた。

沢山の人たちが亡くなり、
沢山の人たちが傷つき、
沢山の人たちが底知れぬ恐怖を感じました。

時の流れと共に被災地を取り巻く環境は移り変わり、一見すると落ち着きを取り戻しているかのようですが、あの日の出来事が私達の記憶から消えることは決してありません。

大切な家族や友を失い、家を失い、町を失い、瓦礫に囲まれながら不安な日々を過ごした当地の方々、なかでも幼い子どもたちの言葉にならない苦しみを思うと、どれだけの時が経とうとも心が傷みます。

そんな子どもたちの境遇を知り震災直後にいち早く立ち上がったのが、サイレントフットの顧問を勤める伊藤真司(プロカメラン)と、彼が代表を務めていた日本フリーランスクラブのメンバー。
「これまで経験したことのない恐怖と悲しみを否応なしに抱えてしまった被災児の心を少しでも癒したい」との強い思いから【こどもおえかきプロジェクト】を発足させたのです。

このプロジェクトは、子どもたちの心のケアを目的に、被災地をはじめとした各地域にて“お絵かきワークショップ”などを行うボランティア活動です。
また、お絵かきとともに東日本大震災を知ったボスニア・ヘルツェゴビナの子どもたちが応援で描いてくれた絵やメッセージの展示活動を各地で実施するほか、福島第一原発の事故による避難指示区域に出向き、放射能で汚染されたままの街の記録撮影なども定期的に行ってきました。
そして2015年、更なる活動の充実を目指し、【こどもおえかきプロジェクト】はクリエイター集団の日本フリーランスクラブからNPO法人車椅子の会サイレントフットに引き継がれました。
これからもサイレントフットは様々な活動を通して、東日本大震災と福島第一原発事故の被災地に寄り添い、それらの地域の子どもたちの心の支えとなれるよう、【こどもおえかきプロジェクト】を推進して参ります。

「キットパス」
お絵かきに使う画材は、日本理化学工業が開発した環境に優しいキットパスを使用しています。
口紅と同じパラフィンを素材としているため安心・安全。
粉や消しカスが出ず、マーカーのような臭いとも無縁。
ガラス、鏡、ホワイトボード、プラスティックなどツルツルした面にス~っと描け、濡れた布でサッとひと拭きすれば汚れも残らず元通りに。
(※キットパスはこれらの優れた特徴から2009年に第18回文具大賞機能部門でグランプリを受賞しています。)

日本理化学工業は、障がい者の雇用率を7割として、障がい者の自立支援を積極的に推進している企業です。「こどもおえかきプロジェクト」の活動に共感、協力していただいています。

「募集」
こどもおえかきプロジェクトでは、活動に賛同してくださる皆様に次のような協力をお願いしています。
こどもおえかきプロジェクト開催地の募集・調整。
福島第一原発事故による避難指示区域及び被災地域の写真、ボスニア・ヘルツェゴビナの子どもたちから被災地域に贈られた絵やメッセージの展示会場の確保。
こどもおえかきプロジェクトの活動をお手伝いして頂けるボランティアさん。
スポンサー・協賛・支援金のお願い。





~被災された皆様へ~
合掌を胸に、亡くなられた方への深いお悔やみと、傷つかれた皆さまに心からお見舞い申し上げます。
また1日も早い被災地域の復興を、心よりお祈り申し上げます。

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TOPIX

海のイベント2013.8.18
【光れ!はばたけ!】



【チャレンジドマッチ】

サイレントフットは東京ヴェルディOB会と共に、サッカーJ2リーグの1dayマッチ『サイレントフット・チャレンジドマッチ』を開催いたしました。 私たちはこの試合を通して、チャレンジド(障がい者)たちの心に勇気と希望を与えます!


【金澤翔子・勇気の書】

チャレンジドマッチの開催に併せて、ダウン症の書家・金澤翔子さんに「勇気」の書を書き下ろしていただきました。
サイレントフットは、金澤翔子さんの活躍を応援しています!


【障がい者アート展】

命の大切さ・勇気・希望を観る人たちに感じて頂きたいと言う思いから始まった「障がい者アート展」。1週間の開催期間に、340人を越える皆さまにご来場いただきました。
今回は車椅子の画家・赤瀬晴久さんの絵(原画)を中心に開催いたしました。